新春祭 2012 “謙譲の美感性”
困難の年からの年明けとなった2011年、新年を迎えるのに際し、「折り形」をテーマとし、古来から日本に受け継がれる気遣いの心を学び、ディスプレイした。
白い紙で包む行為とその形状には、中身を浄化させる意味と、贈り物を他人に差し上げる上での謙譲の心が表される。ウィンドーの空間を二分し、1枚の白い紙の表と裏に見立て、裏には新年、生まれ変わる喜びの赤を、表にはそれを包む白を配した。
両者の境界は紙にスリットを入れただけのプロダクトである「空気の器」を使い、表裏の境界を立体的に演出した。
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